介護における最大の課題は、利用者に対していかに良い介護サービスを提供するのかという点に尽きます。他方、介護の仕事は一人ではこなせないような重い作業なども多いことから、十全たる業務をこなすためには職員同士の人間関係が良好でなければなりません。また、介護職はより厚い対人サービスを求められる職場でもあるため、精神衛生が整えられていなければ十分なサービスを提供することができなくなってしまいます。そうした面からも、職場における人間関係は非常に重要だと言えます。
逆に、職員同士で関係性を損なってしまい退職に追い込まれるという事態は、介護の現場ではよく生じることがあります。介護の仕事を長く続けたいのであれば、職員同士の関係にもしっかりと注意を払っておく必要があるでしょう。
また昨今、将来的な就労人口の低下を見込んで、外国人介護士を積極的に受け入れている現場も多く見られるようになってきました。これから来るであろう日本の大介護時代に向けて、外国人の受け入れは無くてはならない対策の一つです。
一方で言語的な問題などから外国人が勤める介護所をついつい忌避してしまうというのも、介護職を志している人の求人におけるあるある話としてよく囁かれています。しかし、外国人を積極的に受け入れている介護所は、概して研修制度が整えられている一方で人間関係も良好に保たれている場合が多いのが現状です。外国人介護士の就労数は、働きやすい介護の職場を探す上での重要なバロメーターとすることができます。